大量の薬を飲んでいます

 タイトルを「大量の薬の処方箋」から、「大量の薬をのんでいます」に変更し、ペンネームを「三浦高嶺」から、「みうらたかね」と平仮名に改名し、脱稿しました。以下の文章は、Wordで40文字×40文字とタイトルやペンネームも含めて縦書きに書いたものを横書きにして、コピーしたものです。
 文字数に700字~800字程度という制約があったので、考えをまとめるのに、頭カリカリでした。
以下が投稿する文章と同一内容の完成品です。
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大量の薬を飲んでいます            神奈川県
                                         みうらたかね
 私は、四月から新しく就労支援移行事業型の作業所に通っています。現在の通院先は、個人が開業医している小さな診療所です。主治医の病名は、「大うつ病」です。私の主治医の悪い点は、私が、何か始めようとする時に、薬を増やす事です。社会復帰をしたいと思い、昨年6月に、市の「精神障害者就労支援センター」による、短期準備訓練をしましたが、通所前に、主治医の出す薬が増えました。
始めて通った作業所は、一ヶ月の体験入所でしたが、楽しく過ごす事が、できました。体験入所終了後に、担当のケースワーカーに、作業報告書の「疲れ」と言う欄の通所日の全てに「とても疲れました。」と、記入して、渡しました。しかし、「まだ、別の作業所に通所する必要があります。作業所の作業で疲れないような状態でなければ、まだ、実社会で働く事は、無理があります。」と言われました。
担当者は、市の保健センターの担当のケースワーカーに替わり、そこで、紹介された二番目の作業所へ、昨年十月から、通いました。また、薬の量が増えました。
この作業所に移ってから、二週間くらい経過したとき、今まで体験した事が無い、「混合状態」を1ヶ月程、経験しました。
気分は、落ち込んでいるのに、行動力があるのです。例えば、作業所で作業中に何か頭に浮かんだ途端、言って良い事と悪い事の判断力が無くなり、好き勝手に他の利用者に当たり構わず、話しかけました。そこで、作業所の責任者と相談し、他の利用者と話しかける事が、出来ない場所で、作業をし、休憩を取りました。また、薬の量が増えました。
私の当時のお薬手帳を見て振り返えってみると、毎食後に、三環系抗うつ薬一種類が、保険適応の二倍、抗不安薬四種類が、保険適応最大量、同一種類が保険適応の一・五倍、抗不安兼気分安定薬が、保険適応最大量です。また、眠る前に、抗不安薬四種類が、保険適応最大量で、とても大量です。
更に、混合状態後の軽いうつ状態(通所可能)で、不眠に陥ったので、頓服として、睡眠薬三種類を、保険適応最大量、飲んでいた頃もあります。
一番困った事は、副作用がひどくなった事です。最初に、自覚した副作用は、まっすぐに歩けなくなった事です。そして、車の運転もできなくなりました。
さすがに、困り果てた私は、主治医にセカンドオピニオンを希望しましたが、却下されました。そこで、市の保健センターの嘱託医に、今飲んでいる薬の量の事で相談すると、「大量ですね。貴方自身で、主治医に、今回は、この薬は、飲まなくても大丈夫でした、という話をして、徐々に減薬するしかありません。」と言われました。実行してみると、確かに減薬に成功しました。
そして、現在の作業所に移ってから、一ヶ月も経たない内に「頑張り過ぎた」事もあって、うつ状態になり、約一ヵ月半、作業所を休みました。今の主治医には、十代の時に「躁うつ病」と診断された事や、「軽い躁状態」では、おとなしい性格の私が、雄弁で活動的になる事も、話しましたが、病名と治療法は、変わりませんし、また、薬が増えました。
そこで、作業所のスタッフと相談し、作業所の嘱託医に、主治医とは、内緒で通院する事が決まりました。今、私は、どう診断され、どんな薬を飲む事になるか、期待しています。